親なるもの 断崖 ネタバレや感想

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今回は電子コミックで爆発的な人気を見せた『親なるもの 断崖』の紹介です。

 

昭和32年、売春防止法が制定されるまで遊郭は実在していた。

昭和初期、飢饉のため貧困にあえぎ、耐えかねた一部の人々は娘を売り金を得た。

家族が生き延びるために人買いに売られた松恵とお梅姉妹、武子、そして道子は、北海道は室蘭、幕西遊郭に向かう途中で地球岬に連れてこられた。

人買いは言う。

「死にたくなったらここに来い」

 

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親なるもの 断崖 漫画の無料ネタバレ

幕西遊郭の女郎屋、富士楼に買い取られた娘たち。

16になる松恵は着いたその日から客を取らされた。

ここに来たからには男の前で足を開き一銭でも多く玉代をせびり取らなければならない。

 

どんなに嫌がってもここに来た以上店の者の言う通りにしなければ生きていけない。

しかし松恵はここで生きていく事を諦めた。

客を取ってすぐ首を吊った。好いた人がいたのだ。

結婚の約束をしていたが、父親が怪我をして寝たきりになりどうしようもなくなった。

好いた相手と結ばれず、身を売った先で見ず知らずの男に抱かれた松恵は世を儚んで死んだ。

 

覚悟が足りなかったのだという武子にお梅は食って掛かった。

 

姉の気持ちがよくわかる。

一度落ちたら二度とまともな体に帰れない。

だから寂しくても姉ちゃんの事は恨まない、と松恵の棺桶にしがみついて泣いた。

 

しばらくしてお梅が勝手に客を取った。

そしてその儲け3円は、姉をここ室蘭で弔うために使った。

まだ11歳、生理もきていないお梅は、こうして女郎としての道を選んだ。

 

武子は女将に見込まれ芸妓見習いとして、客を取れそうにない道子は下働きとして、残った3人の娘はそれぞれの道を選び与えられて生きていく事になった。

 

15になった武子は心中を試みた。

青森からここに来る時に見た地球岬の断崖へ、船乗りの男と共に身を投げようとしていた。

だがすんでのところで引き戻されてしまった。

 

こういった「足抜け」と呼ばれる行為はご法度中のご法度で、罰として酷い折檻を受ける事となる。

時には死に至ることもあるが、女将が見込み仕込んでここまで仕上げた半玉を手放す事はなかった。

 

だが、独り立ちを意味する「一本」を一月後に控えた武子が突然倒れてしまう。

理由は病気ではない。陣痛の為だった。

 

武子は人知れず身ごもっていた。

生まれたのは同じ青森出身で、心惹かれて共に青森へ帰ろうと一緒に逃げた相手の子。

生まれ落ちてすぐに殺されてしまった。

 

この事で完全に望郷の念が消え去った武子は一本を経て芸妓「九条」となった。

幕西一、いや日本一の芸妓として名をとどろかせ、いつか女将から富士楼奪ってやろうと密かに野心を抱くようになっていた。

 

水揚げ時期が早かったお梅は今は「夕湖」と名乗り富士楼の人気女郎となっていた。

しかし一歩女郎屋を出れば、生理が来たばかりのただの14歳の娘だった。

まだ好いた人もいないと知った武子は、仕事としてしか抱かれた事のないお梅に「好いた人が出来たらいうんだよ」と言う。

 

一方、道子はというと下働きのままだった。

お梅のように綺麗な服を着て男に抱かれたいという卑屈ぎみな道子。

 

女郎の苦しみをしらない道子にそんないいものじゃないとお梅は言うが、こんなに不器量な自分は女郎にでもならないと抱いてもらえないと涙ながらに訴えるのだった。

 

親なるもの 断崖 漫画の感想

悲しいですね。

貧しさの為に売り物にされ、性の慰み者となる。

富国強兵のためと売春がまかり通っていた時代のお話です。

 

最初に命を絶った松恵は、来て早々絶望してしまったんですね。

逃げ場もなく選ぶしかなかった。

 

死を選ぶか、店の言いなり男の言いなりになるか。

そんな人が沢山いたのかと思うと苦しくてなりません。

 

お梅はそれでも生きる事を選んだ。

武子は幸運を掴み取り大成の道へ。

 

道子はどうなるのでしょう?ずっと下働きのままなのでしょうか。

 

どの道であっても辛い道です。真っ当な体には戻れないという叫びは胸が痛くなります。

 

実際に在った。それを念頭において読むべきお話だなと思います。

 

 

 

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